ノックアウトドラム(ミストセパレート)の設計法 |
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ミストセパレーター(気液分離)設計シートVer2.0 のダウンロードはこちらをクリックしてください。 |
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1)目的 | |||
流体中のミストを除去します。(液体、固体を問いません) 1〜100μm程度のミストを除去する事が可能です。 |
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2)実例 | |||
流量8000m3/hで流れている空気中のミストを除去します。 ミストは、100μm程度の水とします。 これに必要なミストセパレータの概略の大きさを設計します。 |
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3)計算式 | |||
![]() 求めたUmax以上になると、ミストは沈降せずにガスと一緒に 運ばれてしまいますので、この値以下になるようにドラムの径 を決定します。 Kの値は、採用するワイヤーメッシュデミスターによって適当な 値を使用します。 |
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4)ミストセパレーター設計シートに以下の値を入力します。 | |||
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5)OUTPUT | |||
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100μmの水のミストを粗く除去するであれば、内径1400mm のドラムを設置すればOKです。 |
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次に、内部にデミスターを組み込んだ場合を計算します。![]() の値を使用します。 |
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内径1130mmのドラムに「SL-style」のデミスターを付属した 機器を設置すればOKです。デミスターを付けたことで、単なる 容器の場合よりも、機器径が260mmも小さくなります。また、 ミストの除去も95%〜99%の高効率で8μm程度のミストまで 除去可能となります。 |
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デミスターを使用するかどうかは、プロセス上の要求から決定 します。デミスターは詰まり発生の問題や、メンテナンスが発生 しますので、プロセス上厳しい要求がない場合は単純な容器で 対応した方がよいと思います。 |
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