4 接頭語
 

また、これらの単位の10の整数乗倍であることを示すため、SI単位系では表-5のような接頭語を定めています。天気予報などで耳にするようになった「ヘクト・パスカル(hPa)」は、1パスカルに102 倍したことを意味する接頭語「ヘクト(h)」をつけたものです。 現在SI単位系では、1024 から10-24 まで、合計20の接頭語を定めています。
なお、実用上の重要性から、時間における「分」「時」「日」、平面角における「度」「分」「秒」、体積における「リットル」、質量における「トン」は、これからも併用されていきます。

<接頭語> <暫定的に維持される単位>
倍数 名称 記号 倍数 名称 記号
1024 ヨタ Y 10-1 デシ d
1021 ゼタ Z 10-2 センチ c
1018 エクサ E 10-3 ミリ m
1015 ペタ P 10-6 マイクロ μ
1012 テラ T 10-9 ナノ n
109 ギガ G 10-12 ピコ p
106 メガ M 10-15 フェムト f
103 キロ k 10-18 アト a
102 ヘクト h 10-21 ゼプト z
10 デカ da 10-24 ヨクト y
単位の名称 単位記号
海 里 n mile
ノット kn
オングストローム
アール a
ヘクタール ha
バーン b
バール bar
キュリー Ci
レントゲン R
ラ ド rad
レ ム rem
<特殊な分野に限り併用してよい単位>
単位の名称 単位記号
エネルギー 電子ボルト eV
原子質量 原子質量単位 u
長さ 天文単位
パーセク
AU
pc
流体の圧力 バール bar